二重埋没法の種類

二重埋没法の種類

二重埋没法にも複数の治療法があり、方法によっては切開法に負けないくらい持久性に優れた埋没法もあります。希望の二重ラインや一人ひとりの皮膚や脂肪の状態によって最適な二重術は異なってくるため、どの方法が自分に合っているかは実際に医師の診察の元で相談するとよいでしょう。

※埋没法、マイクロ切開法(部分切開)、全切開法の違いについてはこちら

※各二重術の大まかな特徴をまとめました。

施術法 腫れ・内出血 ダウンタイム 耐久性 ラインの深さ 傷跡
埋没法 1点法 ほぼゼロ ほぼゼロ 数ヶ月-1年 浅い ほぼゼロ
2点法 ほぼゼロ ゼロ~1週間 2−3年 自然 ほぼゼロ
3点法 わずか 10日間 3−4年 自然 ほぼゼロ
2点連結 わずか 1週間 4−5年 自然 ほぼゼロ
3点連結 わずか 2週間 半永久 やや深い ほぼゼロ
切開法 部分切開 腫れあり 2週間 3−5年 やや深い 二重ラインに
隠れる
全切開
(ライト)
腫れあり 2週間 半永久 やや深い 二重ラインに
隠れる
全切開
(フル)
腫れあり 2週間~1ヶ月 半永久 深い 二重ラインに
隠れる
全切開
+腱膜短縮
腫れあり 1ヶ月 半永久 深い 二重ラインに
隠れる

1.二重埋没法(1点留め、2点留め、3点留め)

二重ラインを作る際に、皮膚と瞼板(上まぶたの裏にある軟骨のような硬い組織)を「留める点数」によって、1,2,3点といった種類があります。

しかし1点留めは取れやすく二重ラインが不自然な形になるため、当院では原則逆さまつ毛の保険治療の際にのみ行っています。美容目的で二重埋没法を行う際には、2点留めか3点留めが良いでしょう。

2点留め、3点留めによる二重埋没法の場合は、2,3年程度はしっかりラインが持続し、また自然な形、深さの二重になります。

なお、クリニックによっては4点、5点留めといった埋没法を行っているところもありますが、留める点数が多いほど強度が強いかというと一概にそうも言えません。

二重埋没法では、まぶたの表と裏側にある瞼板という硬い組織を糸で留めて二重ラインを形成しますが、留める点数が多すぎると、留めている糸の間隔が短くなるため糸が皮膚から外れやすくなるためです。また内出血や腫れがでる可能性も高まるため、当院では3点留め、せいぜい4点留め以上の埋没法は原則行っていません。

(もちろんご要望があれば対応することは可能です)

2.二重埋没法(2点連結法、3点連結法)

当院の二重埋没法は、二重ラインを作る際に糸と糸をクロスさせて縫合することでより堅固で取れにくいラインを実現することができる治療法です。

特に3点連結法の場合は、今までにラインが取れたというご連絡は頂いていませんので、切開法と同じくらいの強度だとも言えます。そのため、「切らずに一生モノの二重ラインにしたい」という方には、3点連結法による二重埋没法がとても人気です。

切開しなくとも半永久的な二重ラインにすることができる今、当院でも大多数の方は埋没法によって二重手術を行っています。

逆に、当院で切開法による二重術をおすすめするのは、以下のようなケースがほとんどです。

  • ・過去に埋没法で二重整形を行ったがラインが取れたため、確実な方法で二重にしたい
  • ・皮膚に厚みがあり、脂肪も筋肉も多い場合
  • ・埋没法では保持しにくいようなはっきりしら二重ラインにしたい
  • ・二重整形とあわせて腱膜短縮術を行いたい(目ヂカラアップ)
  • ・逆さまつ毛をしっかりと矯正したい